場所:東京都新宿区歌舞伎町
アジアンな雰囲気をもった竹のファサード製作依頼だった。 夏に切った竹を天日に晒して、赤茶けた色をねらった。 真夏の日射しは、半日で青竹を赤茶けた色に変える・・・ はずだった。2日、3日・・・焼けない。時間もない。 仕方なくプロパンバーナーで青味をとばす事にした。 事前作業の、竹の中節を抜く作業中に1名が頭部に負傷。 予期せぬ事態が起きた。慣れた作業に危険が潜む・・・・という貴重な教訓を得た。 取付作業は、4日を要した。 歌舞伎町という眠らない町で、竹と取り組む地味な作業の意味を考えた。
(山田修一)
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